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■2004.3.15 mon 「いやー、それにしても残念だったなー」 「なにが?」 「あれっ、お前テレビ見てないの?キューちゃんだよ、キューちゃん」 「ああ、見た見た、残念だったね」 「応援してたんだけどなー」 「へえ、そうなんだ」 「やっぱ実力が違うのかねえ」 「へ?そんなに実力の差ってあったっけ?」 「ばっか、あったっけなんてもんじゃないじゃん、も歴然よ、歴然」 「そうかなー?」 「だって見てみろよ、相手のスマートな戦いっぷり」 「そんなにスマートだったかな?」 「それに引き換えキューちゃんのふがいなさったら」 「そんなにふがいなくもなかったと思うけどなあ」 「アメリカ出身だよ?」 「誰が?」 「相手だよ、相手、キューちゃんの敵」 「て、敵?」 「もうあれだよな、敵がなんにでも化けられるって瞬間に勝負あったって感じだよな」 「化けられる?」 「コンテスト優勝経験だってあるし」 「コンテスト?」 「それに比べてキューちゃんなんて靴だぜ、靴」 「靴?」 「おまけに犬が大の苦手だってんだからどうしようもねーよなー」 「そのキューちゃんかよ」 「ちげーよ、『オターケサン』のキューちゃんだよ」 「どのキューちゃんだよ」 ■2004.3.16 tue ハワイの定番料理の一つに「ロコモコ」というのがあります。 作り方はいたってシンプルで、ハンバーグと目玉焼きを白いご飯の上に乗っけてソースをかけるだけという、まあ日本でいうところのどんぶりみたいなもんでしょうか。 お好みでエリンギや玉ねぎを付け合せてもグー。 実は今夜の我が家の夕食がこの「ロコモコ」だったんですが、これがやたらと美味い。 これはお勧めです。みなさんもぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。
あ、でも付け合せに高野豆腐だけはやめといたほうがいいですよ。合わないから。(これで今夜の夕食のすべてが台無しに) ■2004.3.17 wed 〜牡丹と薔薇〜 第57話
香世「あんたなんか役立たずのブタよっ!」
豚「ブ ブヒ?」 ■2004.3.18 thu こう、交差点で信号待ちとかしてると隣の車がブンブンふかしたりなんかして、おっ、なんて思ってると こっちもついブンブンふかしちゃったりして、お互いちょっぴり意識しあっているうちに なんとなく0→4ダッシュのスタート前っぽい雰囲気になって、信号が青に変わるのと同時にものすごい勢いでアクセル踏んで猛ダッシュ、 なんてことが車運転してる人、特に男の人なんかは一度や二度経験があると思うんですよ。 今日の昼間、まさにそんな雰囲気になっちゃいましてね。やけに隣がブンブンうるさいなあと思って見てみると、生意気にワカゾーがポルシェなんぞに乗ってやがるわけですよ。 あ、こいつ挑戦してやがるな、と、もう直感で感じましたね。 ようしやってやろうじゃねえか、と。ギアはローに入れたまんまでアクセルブンブンふかしていつでもクラッチは繋げられる状態ですよ、この野郎。 ふふふ、ワカゾー、相手が悪かったな。どうやらお前は俺を本気にさせちまったようだ。 そして信号は赤から青へ。 ヴオォォォオオオン!! 爆音とともにワカゾーポルシェ、予想通り猛ダッシュ! おおっ!なかなかやるじゃねえか!ちくしょう負けねえぞ! ハンドルを握り締めて思いっきりアクセルを踏み込みましたが、彼はもう遠くに消えてしまっていました。僕の乗る軽トラを残して。軽トラックを残して。荷物いっぱいの軽トラックを残して。 次の対戦相手は赤帽とかにします。 ■2004.3.20 sat 明日の目標――― 「そば屋で昼間っから日本酒を飲む」
(明日は久々に休めそうだし、いっぺんこれやってみたいんだよなー) ■2004.3.21 sun そば屋で日本酒ならず。無念。 まあなんつうか、ありきたりな家族サービスにとどまった日曜でした。 ゆうべは家族で ライブなんぞ見に行って、子供たちも遅くまで起きてたんで今朝はちょぴり朝寝坊。 遅めの朝食(昼兼用)をとったあとは近所の公園まで散歩がてら歩いてって、2時間ばかり遊んだ後レンタルビデオを借りて『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』(今さら)と『ターミネーター3』(今さら)を見て終了といった感じ。 これぞ日曜日のパパって感じでしょうか。(ときどきぷうっとやらかしたり) ところで公園行って思ったんですが、もし僕が公園を設計するような機会があったとしたら、遊具の充実はもちろんのこと、遊んでる子供たちを見守る親用にもっとベンチや休憩できる場所を増やしたいなあなんて思いました。 だってそこそこ大きな公園なのに、来ている家族の数からするとベンチとか全然足りないんですもの。疲れきった表情のお父さんたちが所在なさげにベンチでウトウトしてる姿なんて、哀れで涙無くしては見れませんでしたね。(自分がベンチでウトウトしながら) うん、でもさ、昼間のパパは、ちょっと違う。(夜はもっと違う) 昼間のパパは、男だぜ。(夜はもっと男だぜ、いやむしろ漢だぜ) ■2004.3.22 mon 朝、缶コーヒーをおごってもらって――\120 昼、豚生姜焼き定食をおごってもらって――\780 夕方、ラーメンをおごってもらって――\850 帰宅時、100円パーキングの清算機の中に前の人が忘れていった領収書を見つけて――\1,500
深夜、自宅に帰って食べていた高野豆腐の最後の1枚がヤバイ味がしてすぐ吐き出したものの汁っ気はけっこう飲み込んでたりして、なんか舌の先がピリピリしたりして明日の腹具合は ――Priceless(全然意味わかんねえ) ■2004.3.24 wed なんとなく触れないようにしていた話題なんですが、以前ここの日記でも「僕の笑いの原点はドリフだ」と書いた通り、ずっとこのサイトを見てくれている人ならばお分かりでしょうが、 僕はザ・ドリフターズのファンであり、また最近の渋い長さんのファンでもありました。 だからこそ「いかりや長介さん死去」の文字をYahoo!のトップページに見つけたときは本当にショックでした。一瞬ネタだと思ったくらいにわかには信じられませんでした。 連日報道されるニュースも、もともとテレビを見る時間が少ない生活なんであまり見ることはないんですが、ネットではちょくちょく関係の記事はチェックしています。 できることなら今日の葬儀にも参列したかったくらいです。参列してこう言いたかった。
「オーッス!」じゃなくて「オイーッス!」だろ! と。(報道陣に)
そこんとこよろしく>記者のみなさん
※謹んでご冥福をお祈りいたします。(合掌) ■2004.3.27 sat 今週の月曜日から職場に新しい女性スタッフが入ってきました。 31歳独身で、元某有名アパレルメーカーの販売店で店長を務めていたという彼女。この仕事は畑違いとはいえ、さすがに社会人としての経験は豊富なので電話の応対などは全くそつがありません。 加えて接客業に従事していたという経歴から話し方も非常に丁寧で、会話をしていてもこちらにある種の安心感を与えてくれます。
「さて、それじゃ現場行ってくるから」 「はい、行ってらっしゃい!」 「あ、そうだ、玄関にある棚の中にヘルメット入ってるから取ってくれない」 「はい、わかりました!」 ゴソゴソ 「あのー」 「あれ?ない?」 「ええ、ちょっと見当たらないんですが、ベルベット」
どんなエレガントな現場監督だよ。 ■2004.3.30 tue 今日も遅い打ち合わせの帰り、例によって市内中心部にある駐車場には松山生まれヒップホップ育ちな若者たちがたむろっていました。 自慢の愛車から大音量で日本語のラップを流す若者、ひたすらウンコ座りで仲間とだべっている若者、ひたすらウンコ座りでウンコをしている若者(は、いませんでした) ふと見ると、その仲間であると思われる1台の軽四は、どうやらナンパの真っ最中のようで、さっきから駐車場を挟む同じ所をぐるぐると周回しているようです。 「ねーねー、なにしてんのー」 「えー、もう帰ってるとこー」 お世辞にもかっこいいとは言えない男の子2人が、どうひいき目に見ても可愛いとは言えないような女の子2人組に車の中から執拗に声をかけています。 「えー、いいじゃん、遊ぼうよー」 「いやだってばー」 「そんな事言わずに乗りなよー」 「いーやーだーってー」 そんな声のかけ方で誘いに乗るのか? 見ず知らずの男にいきなり声をかけられて、しかもなんの脈絡もなく車に乗れと言われて乗るか?いくら遊んでる子でもそんな誘いに乗るか? しばらくその様子を興味深く見守っていた僕ですが、そのあまりにも滑稽で不器用な男の子たちの姿に、だんだん同情してしまう感情を抑えられずにはいられませんでした。 結局その女の子たちにはふられたものの、また懲りずに違う女の子に声をかける男の子。 あまりに哀れなその姿に、思わず目頭を押えてしまう僕なのでした。(18の頃を思い出して) |
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